腸を健やかに保つことが健康管理に重要だという考え方に、注目が集まっています。腸は食物を消化し吸収するだけでなく、ウイルスや病原菌等から体を守る体内最大の免疫臓器でもあります。さらに最近では、腸の免疫バランスが糖尿病やガンなどにも影響しているとされており、腸に対する大学や研究機関、企業からの関心はますます高まっています。

本イベントでは、食品成分と腸内細菌や発酵微生物との相互作用に着目して、腸の免疫機能と健康状態(アレルギーや炎症の制御など)の関係を解明しようとする共同研究チームのお話を伺います。公的研究機関と大学からお招きした研究者3名から、最新の研究成果はもちろんのこと、共同研究の経緯や異なる機関の研究者同士が連携するためのポイント、「ポストバイオティクス(※)」がもたらす近未来型の健康アプローチの可能性などについてもお聞きします。
※ポストバイオティクス:腸内の微生物が食品成分を原料に作り出す有用代謝物


●当日のスケジュール(予定)
〈トークセッション〉110分間
・ご登壇者プレゼンテーション(國澤先生・小川先生。各20分)
・パネルディスカッション(國澤先生・小川先生・岸野先生)
・質疑応答(國澤先生・小川先生・岸野先生)
…以降オンライン配信無し、現地参加の方のみ…
〈休憩〉5分間 
〈交流会〉35分間(飲食の提供はございません)


〈京大発イノベーションを探る @健都〉とは?
イノベーションの源泉を探り、未来社会をともに思い描くシリーズです。これまでに多くのイノベーションを生み出してきた京都大学と、イノベーション創出を支える京都リサーチパーク(KRP)がコラボレーションして実施しています。イノベーションの背景にある、多様なプレイヤーの共創ストーリーをご紹介するイベントです。


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パネリスト紹介
・國澤 純 氏((国研)医薬基盤・健康・栄養研究所 ヘルス・メディカル連携研究センターならびにワクチン・アジュバント研究センター センター長)
博士(薬学)。2001年 大阪大学 薬学研究科 博士課程修了。同年、米国カリフォルニア大学バークレー校へ留学。2004年 東京大学医科学研究所助手、のち助教・講師・准教授を経て、2013年より(独)医薬基盤研究所 プロジェクトリーダー。2019年から現職(ワクチン・アジュバント研究センター長)。2022年4月よりヘルス・メディカル連携研究センター長を併任。東京大学医科学研究所 客員教授など兼任多数。


・小川 順 氏(京都大学 農学研究科 応用生命科学専攻 教授)
博士(農学)。1995年 京都大学 農学研究科 博士課程修了。1995年 同大学農学研究科助手。2006~2007年 フランス国立農業研究所客員研究員。2008年 京都大学 微生物科学寄附研究部門 特定教授。2009年から現職(発酵生理及び醸造学分野 教授)。
・岸野 重信 氏(京都大学 農学研究科 応用生命科学専攻 准教授)
博士(農学)。2005年 京都大学 農学研究科 博士課程修了。2002年 (独)日本学術振興会 特別研究員(DC1)、2005年 京都大学 農学研究科 産官学連携研究員、のち特定助教・助教などを経て、2018年から現職。

イベント要項


 食と微生物の相互作用研究が導く、オーダーメイド健康社会
    〜腸内細菌代謝物「ポストバイオティクス」の共同研究が開く未来〜
日 時
2022年10月6日(木)16:00~18:30  ※後日のアーカイブ動画配信も予定
対 象 イノベーション創出を目指すベンチャーや研究開発に関わる方はもちろん、ポストバイオティクスの働きや腸内環境による健康増進に関心のあるすべての方におすすめです。
現地会場
〒566-0002 大阪府摂津市千里丘新町3-17
健都イノベーションパークNKビル1Fク・ラスターラウンジ
交通アクセス:JR京都線岸辺駅より徒歩7分
(定員25名)
オンライン会場
Zoomウェビナー(定員200名)
※お申込いただいた方には、お申込み後と開催前日にZoomウェビナーのURLをご送付します
参加費 無料
主 催 JR西日本不動産開発株式会社、京都リサーチパーク株式会社、京大オリジナル株式会社
共催 京都大学産官学連携本部
お問合せ
京都リサーチパーク株式会社 新事業開発部 
担当:池田 [email protected]


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