日本人の死因において40年以上一位となっている「がん」については、多くの研究者によって新規治療法の開発が続けられてきました。従来は発見された臓器ごとに行われてきた治療ですが、がんの原因が遺伝子にあることが明らかとなった昨今では、がんのゲノム情報を調べて新たな治療につなげる「がん精密医療」に大きな期待が集まっています。

本イベントでは「がん精密医療」の中でも、多くの種類のがんに適用でき、経時的に生検検体を採取し、患者毎の迅速な治療効果判定や適切な併用薬選択ができる、次世代型「がん精密医療」の実現を目指す共同研究チームのお話を伺います。公的研究機関の創薬研究者と臨床現場で日々診療にあたる内科医から、最新の研究成果はもちろんのこと、共同研究の経緯や異なる機関の研究者同士が連携するためのポイント、次世代型「がん精密医療」がもたらす未来社会の姿についてもお話しいただきます。


●当日のスケジュール(予定 )
〈トークセッション〉100分間
・ご登壇者プレゼンテーション(各20分)
・パネルディスカッション
・質疑応答
…以降オンライン配信無し、現地参加の方のみ…
〈休憩・交流会〉30分間(飲食の提供はございません)

〈京大発イノベーションを探る @健都〉とは?
イノベーションの源泉を探り、未来社会をともに思い描くシリーズです。これまでに多くのイノベーションを生み出してきた京都大学と、イノベーション創出を支える京都リサーチパーク(KRP)がコラボレーションして実施しています。イノベーションの背景にある、多様なプレイヤーの共創ストーリーをご紹介するイベントです。


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パネリスト紹介
・足立 淳 ((国研)医薬基盤・健康・栄養研究所 創薬デザイン研究センター 創薬標的プロテオムミクスプロジェクトリーダー、京都大学大学院薬学研究科 実践創薬研究プロジェクト 創薬プロテオミクス分野 連携教授)
博士(工学・京都大学)。2004~2006年 デンマーク・ドイツの Matthias Mann研究室でプロテオーム解析法を学び、尿や脂肪細胞の大規模プロテオーム解析を行う。その後、京都大学地球環境学堂 助教を経て、2011年より独立行政法人医薬基盤研究所、2018年より現職。本邦における臨床検体のプロテオーム解析拠点を構築し、技術開発、新たな診断法・治療法の開発に取り組んでいる。

・庄司 広和 (国立研究開発法人国立がん研究センター中央病院 消化管内科・先端医療科)
2016年より現職。消化管がん(胃がん、大腸がんなど)化学療法を専門とし、新規治療の開発に注力し、患者様に最適な治療を提供できるように努めている。
専門医・認定医資格など:日本内科学会認定内科医・総合内科専門医・指導医、日本消化器病学会専門医、日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医・指導医、日本がん治療認定医機構がん治療認定医。

イベント要項


 次世代型「がん精密医療」の実現に向けて
~個人レベルでの最適治療を可能とする、がんリン酸化シグナルの高精度定量化技術の共同研究~

日 時 2022年12月2日(金)16:00~18:10  ※後日のアーカイブ動画配信も予定   
対 象 ・イノベーション創出を目指すベンチャーや研究開発に関わる方
・人が個々に有する遺伝子・タンパク質・代謝物等の特徴を生かした創薬・ヘルスケア領域に関心のある方
現地会場
〒566-0002 大阪府摂津市千里丘新町3-17
健都イノベーションパークNKビル1Fク・ラスターラウンジ
交通アクセス:JR京都線岸辺駅より徒歩7分
(定員25名)
オンライン会場
Zoomウェビナー(定員200名)
※お申込いただいた方には、お申込み後と開催前日にZoomウェビナーのURLをご送付します
参加費 無料
主 催 JR西日本不動産開発株式会社、京都リサーチパーク株式会社、京大オリジナル株式会社
共催 京都大学産官学連携本部
お問合せ
京都リサーチパーク株式会社 新事業開発部 
担当:池田 [email protected]


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