医薬品開発の際、薬効評価や毒性評価を確認するために、実験動物を用いた前臨床試験を行うことは必須です。しかし現在、動物愛護や倫理の観点から実験動物の使用が問題視され、新しい試験法の構築が重要視されてきています。
そんな中、ヒトの幹細胞から肺や心臓、腸、脳などミニ臓器(オルガノイド)をつくる技術と、血管を模した流路で細胞間をつなぐデバイス技術(生体チップ)の開発競争が現在巻き起こっています。ヒトの臓器間での相互作用を確かめることができ、臨床試験に進む候補を高い精度で絞り込めると期待される一方、この両方の技術を両立させることは極めて難しいのが現状です。
今回ご登壇の萩原先生は、CUBE型の培養器を開発し、これをオルガノイドキャリアとして用いることで、ミニ臓器の形態を制御し、より複雑な臓器を作るための技術を確立しました。またこれを用いることで、複数のミニ臓器を「誰でも簡単に」チップ内に実装し、臓器間連携を表現可能なCube-in-Chipプラットフォームを開発しました。
イベント当日は、「Cube-in-Chip」の研究開発の現状、開発における課題点、そして「Cube-in-Chip」の進歩や今後の展望について萩原先生に詳しくお話をお伺いいたします。
是非この機会にオルガノイドや生体チップについての理解を深めてみませんか。みなさまのご参加をお待ちしております。
イベント要項
日 時 | 2023年1月25日(水)16:00~17:00 |
対 象 | オルガノイドや生体デバイスに興味のある方、研究開発に携わられている方 |
オンライン会場 |
Zoomウェビナー(定員200名)
※お申込いただいた方には、お申込み後と開催前日にZoomウェビナーのURLをご送付します
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参加費 | 無料 |
主 催 | 京都リサーチパーク株式会社 |
お問合せ |
京都リサーチパーク株式会社 新事業開発部
担当:池田 [email protected]
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