私たち人類は、有史以来、微生物・植物・海洋無脊椎動物などの天然資源由来の化合物(天然物)を広く薬や機能性素材として利用しています。天然物とケミカルバイオロジーを融合することで、基礎研究のみならず、応用研究や社会実装にも大きく貢献することが可能になります。
本イベントでは、ショウガ科ウコンに含まれる天然物クルクミンの開発研究に取り組み続けた結果、プロドラッグ型クルクミン製剤(TBP1901)が優れた抗腫瘍効果をもつことを立証し、抗がん剤開発に大きく近づいた共同研究チームから、京大研究者と連携先の京大発バイオベンチャーの代表者をお招きします。研究内容はもちろんのこと、出会いのきっかけ、今だからこそいえる研究開発の苦労話、“天然物創薬ケミカルバイオロジー”がもたらす未来社会の姿など、またバイオベンチャーからは同じクルクミンの食品への応用として高吸収型機能性クルクミンの開発も含め、幅広くお話しいただきます。

●当日のスケジュール(予定 )
〈トークセッション〉90分間
・京都リサーチパークからのご説明(5分)
・プレゼンテーション(各20分)
・パネルディスカッション&質疑応答(45分)
…以降オンライン配信無し、現地参加の方のみ…
〈交流会〉30分間(飲食の提供はございません)



〈京大発イノベーションを探る @健都〉とは?
イノベーションの源泉を探り、未来社会をともに思い描くシリーズです。これまでに多くのイノベーションを生み出してきた京都大学と、イノベーション創出を支える京都リサーチパーク(KRP)がコラボレーションして実施しています。イノベーションの背景にある、多様なプレイヤーの共創ストーリーをご紹介するイベントです。




このイベントに申し込む↓

パネリスト紹介
・掛谷 秀昭氏(京都大学 薬学研究科 創発医薬科学専攻システムケモセラピー(制御分子学)分野 教授)
博士(工学)(慶応義塾大学)。研究領域は、ケミカルバイオロジー、天然物化学、創薬科学。理化学研究所研究員、同副主任研究員、U.C. Davis客員研究員(兼任)、MIT客員研究員(兼任)、などを経て、2007年より現職。「切れ味の鋭い生物活性物質(新薬)は新しいサイエンスを切り拓く」の信念のもと、ケミカルバイオロジー研究及び天然物化学を基盤としたアカデミア創薬研究を展開。

・橋本 正氏(株式会社セラバイオファーマ 代表取締役) 
京都大学工学部(量子化学)を卒業後、大塚製薬、コカ・コーラ社で副社長等を歴任。その後クルクミンに注目し、(株)セラバリューズを設立し10年にわたり社長を務め、更に医薬事業を含めた新しい事業モデルを実現するために、現在の京大発バイオベンチャーである(株)セラバイオファーマを、掛谷先生も発起人の一人として発足させた。天然の有用な化合物が持つ力をフルに発揮させることを念頭に、医薬品と機能性素材の研究と開発・事業化に取り組んでいる。

イベント要項


 天然物創薬ケミカルバイオロジーの最前線 ~産学連携による医薬品の実用化に向けて~


日 時
2023年7月19日(水)16:00~18:00(オンライン参加の方は16:00~17:30)  ※後日のアーカイブ動画配信も予定 
対 象 ・イノベーション創出を目指すベンチャーや研究開発に関わる方
・ケミカルバイオロジー、天然物化学(天然物薬学)、メディシナルケミストリーなどにご関心をお持ちの方
・機能性素材、医薬品及び治療・診断方法の研究開発などに関心のある方

現地会場
〒566-0002 大阪府摂津市千里丘新町3-17
健都イノベーションパークNKビル1Fク・ラスターラウンジ
交通アクセス:JR京都線岸辺駅より徒歩7分
(定員15名)
オンライン会場
Zoomウェビナー(定員200名)
※お申込いただいた方には、お申込み後と開催前日にZoomウェビナーのURLをご送付します
参加費 無料
主 催 JR西日本不動産開発株式会社、京都リサーチパーク株式会社、京大オリジナル株式会社
共催 京都大学産官学連携本部
お問合せ
京都リサーチパーク株式会社 新事業開発部 
担当:池田 [email protected]


以下フォームよりお申込みをお願いいたします。 

*がある項目は必須項目です
・うまく送信できない場合は、お手数ですがメールにてご連絡ください。[email protected]
・ご登録のためにみなさまにご入力いただいた情報は、本セミナーの実施ならびにみなさまとのコミュニケーションの目的で、本セミナー主催者並びに講師に共有をさせていただきます。
・ご入力いただく個人情報はお問い合わせに対する応対や電子メールの発送や電話等による当社のサービス・キャンペーン・イベントのご案内又は調査・データ集積・分析業務の実施に利用するものとし、それ以外の目的には利用いたしません。