大阪 吹田市・摂津市にまたがる北大阪健康医療都市、通称「健都」は、「健康・医療のまちづくり」を目指し、国立研究開発法人国立循環器病研究センター(以下「国循」)や健康医療関連の企業が集まる新たな研究開発拠点としても注目のエリアです。その健都に、2022年3月、「健都イノベーションパークNKビル」は生まれました。
本施設には、国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所(以下「医薬健栄研」)の研究施設のほか、東和薬品株式会社、株式会社プロトセラ、シミックヘルスケア・インスティテュート株式会社、シミックソリューションズ株式会社、サンスター株式会社が入居、さらにはシェアラボ「ターンキーラボ健都」を整備、医療クラスターの形成やオープンイノベーションに向けた取り組みを行っています。
今回のイベントでは、健都での産官学民連携について一般社団法人健都共創推進機構よりご紹介ののち、本施設に入居している医薬健栄研やライフサイエンス系の企業にご登壇いただき、健都にて行われている研究内容や具体的な取り組みについてご紹介いただきます。
また、イベントの後半のパネルディスカッションでは、行政・国研・研究者・そして企業の立場から、健都の今後についてお話いただきます。
「健都」というエリアにご興味のある方、ヘルスケア分野の研究開発にご興味のある方は是非ご参加くださいませ!
みなさまのご参加を心よりお待ちしております。

●当日のスケジュール(予定 )
国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所 ご講演者紹介
・樫野 いく子 (カシノ イクコ)氏
国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所
国立健康・栄養研究所 研究連携推進室 室長

博士(医学)。東京大学 医学系研究科 社会予防疫学分野(日本学術振興会特別研究員(PD))、国立国際医療センター 疫学予防研究部(研究員)を経て、2023年から現職。
「人生100年時代」を見据えて、健康寿命の延伸を実現するための環境づくりが重要な課題となってきております。厚生労働省が展開する国民が主体的に取り組める新たな国民健康づくり対策「21世紀における国民健康づくり運動(健康日本 21)」においても、従来の取り組みに加えて、取り組むべき内容に「自然に健康になれる環境づくり」が今年度から新たに加えられました。本発表では、国際的な動向などのご紹介とともに、当研究所が取り組んでいるプロジェクトについてもご紹介させていただきます。

・吉村 英一(ヨシムラ エイイチ)氏
国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所
国立健康・栄養研究所 栄養・代謝研究部 エネルギー代謝研究室 室長

博士(スポーツ健康科学)。国立健康・栄養研究所 栄養教育研究部 栄養ケア・マネジメント研究室(特別研究員)、熊本県立大学 環境共生学部 食・健康科学科(准教授)を経て2020年から現職。体重管理を行う上では、エネルギー摂取量と消費量のエネルギー収支バランスを考慮することが最も重要です。一方、ヒトが摂取した食物がどれくらい消化・吸収されているかは個人差があることについて、経験的に理解できるものの、研究は進んでいません。本発表では、食事量の変化による消化・吸収率と腸内細菌叢への影響に関する研究内容をご紹介します。
登壇企業・団体紹介
・国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所
 国立健康・栄養研究所
1920年当時、世界的にも希有な栄養に特化した国立の研究機関として設立、2001年に独立行政法人化を経て、2014年には東アジアで唯一のWHO協力センターの指定を受けるなど、これまで100 年を超える歴史の中で、日本のみならず世界の栄養学の確立に貢献。少子高齢化社会の現在日本において、健康寿命の延伸と健康格差の縮小に寄与すべく、栄養・食生活と身体活動・運動の研究に取り組んでいる。2023年に大阪移転を完了、“健都”の中核機関の一つとしての役割を果たすべく、各機関や地元の関係者の方々と連携し地域イノベーションの創出に資するとともに、時代の潮流を見定め国内のみならず世界をリードする研究を実施し、大阪から世界に向けて栄養、健康に関する情報を発信して参ります。
・国立研究開発法人国立循環器病研究センター
国立循環器病研究センターは、国の医療政策と一体となって国民の健康を守るため、1977年(昭和52年)に設立された国立高度専門医療研究センターであり、日本における循環器病の研究および治療機関の最高峰の一つとして知られています。2019 年 7 月には JR 岸辺駅前に移転し、 新しい国立循環器病研究センターがオープンいたしました。移転後は、循環器疾患の究明と制圧に挑みつつ、 産学連携に係る各種取り組みを強化しています。
公式サイト:http://www.ncvc.go.jp/
・一般社団法人健都共創推進機構
一般社団法人健都共創推進機構は、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の共創の場形成支援プログラムにおいて、北大阪健康医療都市(「健都」)を中心とした総合健康産業都市拠点で行われる研究活動等の成果を効率的に住民・市民に還元し、バイオコミュニティの恒常的維持・発展を支援することを目的として設立されました。
JST共創の場国循拠点に参画し、その一員として拠点を取り巻く関係者間の連携・調整を図り、大阪府や吹田市・摂津市とも協力して、国内外の他のライフサイエンス産業拠点との連携をも広く模索しながら、健都を中核とした研究成果の社会実装の推進による北大阪の健康まちづくりの一翼を担います。
・サンスター株式会社
サンスターは1932年に創業。オーラルケア、ヘルスケア(食品)、ビューティーケア(化粧品・ハウスホールド)、ケミカル(接着剤・シーリング材)、マテリアルコア(オートバイ・自動車部品)、E-サイエンス(室内空気環境改善)などの事業分野に展開しています。特に人生100年時代に「健康寿命の延伸」を目指し、「100年mouth 100年health」を掲げて、お口の健康を起点とした全身の健康の維持・向上に取り組んでいます。その中心として健都に「大阪サテライト研究所」を構え、栄養・代謝、口腔機能、デジタルヘルス分野に関する研究開発を産官学民との共創で進めるとともに、サンスターグループ内他拠点とも連携し、サービス・情報・製品を生み出しています。
・シミックヘルスケア・インスティテュート株式会社(CHI)
シミックヘルスケア・インスティテュート株式会社(CHI)は、
SMO(Site Management Organization:治験施設支援機関)のパイオニアとして、医療機関における治験の実施・運営を20年以上支援してまいりました。現在は医療分野に特化したコンタクトセンターや服薬アドヒアランス向上のための支援、医療現場や患者さんの声をもとにしたサービスなどのヘルスケアサービスも展開し、「くすりの一生からひとの一生まで」をコンセプトに、新しいサービスモデルの創出と、医療機関と医療従事者、製薬企業、そして患者さんの課題を解決するソリューションを提供しています。
・東和薬品株式会社/株式会社プロトセラ
東和薬品株式会社では、コア事業である「ジェネリック医薬品事業」と健康維持・増進に役立つ製品・サービスの開発や、健康データの利活用を行う「健康関連事業」の2本柱で事業を進めてまいります。
株式会社プロトセラは、東和薬品グループにおいて検査事業を担っており、独自技術で探索した新規バイオマーカーを用いて、医療機関様向けに大腸がん・すい臓がんなどの疾病リスク検査サービスを提供しております。また、アカデミア様や企業様向けにぺプチドーム解析・バイオマーカー探索などの試験受託を実施しております。弊社技術にご興味のある共同研究・開発パートナー様を探しております。ご関心をお持ちいただければ幸いです。

・京都リサーチパーク株式会社
全国初の民間運営によるサイエンスパークとして1989年に開設。京都府・京都市の産業支援機関などを含めて520組織・6,000人が集積。オフィス・ラボ賃貸、貸会議室に加え、起業家育成、オープンイノベーション支援、セミナー・交流イベント開催など、新ビジネス・新産業創出に繋がる様々な活動を実施。「ここで、創発。~Paving for New Tomorrow~」をブランドスローガンとして、イノベーションを起こそうとする世界中の方々に、魅力的な交流の舞台、事業環境を提供することを通じて、世界を変える新たな事業が生まれることに貢献します。

イベント要項

 「健都」で目指す、私たちの未来 ~健都イノベーションパークNKビル入居者特集 オープンイノベーションの実現に向けて~


日 時
2024年2月22日(木)13:30~16:00 
対 象 ・「北大阪健康医療都市」「健都イノベーションパークNKビル」にご興味のある方
・医療、健康関連の研究開発に関心のある方

オンライン会場
Zoomウェビナー(定員500名)
※お申込いただいた方には、お申込み後と開催前日にZoomウェビナーのURLをご送付します
参加費 無料
主 催 JR西日本不動産開発株式会社、JR西日本不動産マネジメント株式会社、京都リサーチパーク株式会社
お問合せ
京都リサーチパーク株式会社 新事業開発部 
担当:池田 [email protected]




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