「再生医療」という言葉がよく聞かれる世の中となりました。再生医療を担う成分としては「体」を構成する細胞が一般的に用いられますが、現時点の技術ではその細胞が本来持つ薬効を十分に引き出せていないという大きな問題が存在しています。この問題に対応するため、最近では遺伝子改変技術を用いて細胞に付加価値を付与する試みなども行われています。
 オーチャード・バイオ株式会社では、低分子化合物という長い歴史を持つ「薬剤」と、再生医療を担う「細胞」を組み合わせた「hAP細胞」の開発を行っています。このhAP細胞では「細胞」を薬効成分とみなしながら、同時に「薬剤」に対するDDS(Drug Delivery System)として利用する点に特徴があり、世界中でも同社のみの技術となります。hAP細胞に使用される薬剤は予め生体吸収性ポリマー(PLGA)ナノ粒子に封入させてヒト細胞に取り込ませ(hAP細胞)ヒトに投与します。体内に投与されたhAP細胞は損傷部位に集積し、細胞本来の治癒能力を発揮するとともに薬剤を放出し、これらの相乗効果で有効性を増大させます。薬剤は細胞によって効率的に患部へ送達されるので、全身投与に比べ極めて少ない投与量の薬剤で治療効果が発揮されることが期待されます。

 今回、同社の植松哲生様をお招きし、具体的な研究内容・事業内容だけではなく、hAP細胞開発の端緒、以前資金調達の手段として行われていたクラウドファンディングの取り組み方そして今後の展望などについて、お話いただきます。
この機会にhAP細胞という全く新しい再生医療の試みに接してみてはいかがでしょうか?みなさまのご参加をお待ちしております!

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●登壇者

オーチャード・バイオ株式会社 植松哲生 氏
東北大学理学研究科で博士号を取得後、京都大学、キュリー研究所、放射線医学総合研究所で様々な分子生物学的研究に従事後、複数のバイオベンチャーで、抗体医薬品、細胞医療製品の開発などの経験を積む。オーチャード・バイオ株式会社では、当初研究開発部長として、のちに代表取締役を兼務してhAP細胞などの再生医療製品の開発に従事し、現在に至る。

●イベント要項

 再生医療への新たな試み ~「薬剤」×「細胞」のhAP細胞とは?~


日 時
2024年7月26日(金)16:00~17:30
対 象
・製薬企業、ベンチャー企業、医薬品製造に携わっている or 今後進出を考えている方々
現地会場
〒566-0002 大阪府摂津市千里丘新町3-17
健都イノベーションパークNKビル1Fク・ラスターラウンジ
交通アクセス:JR京都線岸辺駅より徒歩7分
(定員15名)
オンライン会場
Zoomウェビナー(定員200名)
※お申込いただいた方には、お申込み後と開催前日にZoomウェビナーのURLをご送付します
参加費 無料
主 催 JR西日本不動産マネジメント株式会社、京都リサーチパーク株式会社
お問合せ
京都リサーチパーク株式会社 新事業開発部 
担当:倉地 [email protected]


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