40年以上にわたり、我が国の死因トップに位置し続ける「がん」に対しては、ゲノム診断の進展や分子標的薬の開発など、グローバルな規模で日々進歩を遂げています。その中でも、ノーベル賞受賞をはじめとした京大の強みである「分子免疫学」の流れを汲む「がん免疫療法」に大きな期待が集まっています。
  本イベントでは、がん免疫療法のうちPD-1阻害抗体治療開発において発想の転換により新たな研究成果を導き出した研究者と、その研究を支えるメタボローム解析のための質量分析技術を有する企業研究者をお招きし、新たな治療法開発に向けた取り組みなどについてご紹介いただきます。PD-1阻害抗体治療法の最新研究成果はもちろんのこと、大学研究者と企業研究者が連携するためのポイント、新たな治療法と分析技術がもたらす未来の免疫治療の姿など、幅広くお話しいただきます。

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登壇者
◆京都大学大学院 医学研究科 がん免疫PDT研究講座(産学共同) 特定教授 茶本 健司
プロフィール:
博士(医学)。2006年 北海道大学 遺伝子病制御研究所 助手・助教、2010Harvard Medical School Brigham and Women’s Hospital 日本学術振興会海外特別研究員などを経て、2015年京都大学大学院医学研究科特定助教・特定講師・特定准教授を経て、2023年から現職。がんと免疫の複雑な関係を多角的に探求することにより、がんという恐ろしい病気と闘うための新しい戦略を見つけるべく、日々研究に邁進している。

株式会社島津製作所 ライフサイエンス研究所 主任研究員 園村 和弘 
プロフィール:
博士(薬学)。京都大学大学院医学研究科附属がん免疫総合研究センター客員研究員兼務。2006年より島津製作所で研究者としてのキャリアをスタートし、質量分析法を用いたオミックス解析のさまざまな手法を開発。現在は、京都大学と島津製作所の共同研究室の運営を担当し、オミックス技術を用いたさまざまな疾患のバイオマーカー開発に取り組んでいる。

〈京大発イノベーションを探る @健都〉とは?
イノベーションの源泉を探り、未来社会をともに思い描くシリーズです。これまでに多くのイノベーションを生み出してきた京都大学と、イノベーション創出を支える京都リサーチパーク(KRP)がコラボレーションして実施しています。イノベーションの背景にある、多様なプレイヤーの共創ストーリーをご紹介するイベントです。

開催概要

 がん/免疫関連疾患の新たな治療法の開発へ ~PD-1阻害抗体治療研究とそれを支える質量分析技術の貢献~


日 時

2024年12月12日(木)16:00~18:00

スケジュール
(予定)



 
〈トークセッション〉90分
 ・開会説明(5分)
 ・プレゼンテーション(各20-30分/名)
 ・パネルディスカッション&質疑応答(30-45分) 
※終了後、オンライン閉会
〈交流会〉30分 ※現地参加の方のみ  *飲食の提供はございません。

対 象



・イノベーション創出を目指すベンチャーや研究開発に関わる方
・代謝化学、薬学分野の研究開発などに従事されている研究者・技術者の方
・医薬品及び治療・診断方法の研究開発などに関心のある方

現地会場





566-0002 大阪府摂津市千里丘新町3-17
健都イノベーションパーク
NKビル1Fク・ラスターラウンジ
交通アクセス:
JR京都線岸辺駅より徒歩7
(定員
15名)

オンライン会場

Zoomウェビナー(定員200名)
※お申込いただいた方には、お申込み後と開催前日にZoomウェビナーのURLを送付します。

参加費

無料


主 催

JR西日本不動産マネジメント株式会社、京都リサーチパーク株式会社、京大オリジナル株式会社

共   催

京都大学成長戦略本部


お問合せ


京都リサーチパーク株式会社 新事業開発部 
担当:倉地 [email protected]



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