2007年に日本で最初に再生医療製品として承認され、2009年に保険適用となった自家培養表皮は、現在では数多くの治療実績を蓄積し、標準的な治療法として受けいれられています。一方、皮膚の深い部分まで損傷するような重症の皮膚損傷の場合、表皮の下側に存在する真皮の再生が必要となりますが、その複雑な組織構成などの理由により、真皮再生には様々な課題が残っています。
本イベントでは、線維芽細胞の培養真皮について、自家細胞由来では先天性巨大色素性母斑、他家細胞由来では糖尿病性の難治性潰瘍や熱傷を対象に共同開発を行っている研究者と企業担当者をお招きし、新たな治療法開発に向けた取り組みなどについてご紹介いただきます。線維芽細胞の培養真皮に関する最新研究成果はもちろんのこと、真皮再生治療法の歴史や経緯、大学研究者と企業研究者が連携するためのポイント、新たな治療法がもたらす未来の可能性など、幅広くお話しいただきます。

このイベントに申し込む↓

登壇者
◆京都大学大学院 医学研究科 医学専攻感覚運動系外科学講座形成外科学 教授 森本 尚樹
プロフィール:
博士(医学)。2004年 京都大学医学研究科形成外科学助教、2011年から同講師を務め、関西医科大学形成外科学講座准教授などを経て、2019年から現職。組織再生、特に吸収性材料と細胞、細胞成長因子を用いた皮膚、軟部組織再生の研究を継続的に行いつつ、臨床においても再生医療・細胞治療に積極的に取り組んでいる。

株式会社 ジャパン・ティッシュエンジニアリング 製品開発部 マネージャー 清水 義博  
プロフィール:
2010年に株式会社ジャパン・ティッシュエンジニアリングに入社し、再生医療等製品の研究開発に従事。自家培養角膜ネピック、自家培養口腔粘膜上皮オキュラル、自家培養表皮ジャスミンの開発化に携わり、2017年より、革新的な創傷治療製品となる同種培養表皮の開発リーダーとして、製品の上市に向けて取り組んでいる。

〈京大発イノベーションを探る @健都〉とは?
イノベーションの源泉を探り、未来社会をともに思い描くシリーズです。これまでに多くのイノベーションを生み出してきた京都大学と、イノベーション創出を支える京都リサーチパーク(KRP)がコラボレーションして実施しています。イノベーションの背景にある、多様なプレイヤーの共創ストーリーをご紹介するイベントです。

開催概要

 皮膚再生医療の最前線 ~ヒト線維芽細胞由来の培養真皮開発が見据える未来~


日 時

2025年1月21日(火)16:00~18:00

スケジュール
(予定)



 
〈トークセッション〉90分
 ・開会説明(5分)
 ・プレゼンテーション(各20-30分/名)
 ・パネルディスカッション&質疑応答(30-45分) 
※終了後、オンライン閉会
〈交流会〉30分 ※現地参加の方のみ  *飲食の提供はございません。

対 象



・イノベーション創出を目指すベンチャーや研究開発に関わる方
・皮膚再生医療にご関心をお持ちの方


現地会場





566-0002 大阪府摂津市千里丘新町3-17
健都イノベーションパーク
NKビル1Fク・ラスターラウンジ
交通アクセス:
JR京都線岸辺駅より徒歩7
(定員
15名)

オンライン会場

Zoomウェビナー(定員200名)
※お申込いただいた方には、お申込み後と開催前日にZoomウェビナーのURLを送付します。

参加費

無料


主 催

JR西日本不動産マネジメント株式会社、京都リサーチパーク株式会社、京大オリジナル株式会社

共   催

京都大学成長戦略本部


お問合せ


京都リサーチパーク株式会社 新事業開発部 
担当:倉地 [email protected]



以下フォームよりお申込みをお願いいたします。 
*がある項目は必須項目です
・うまく送信できない場合は、お手数ですがメールにてご連絡ください。宛先:[email protected]
・ご登録のためにみなさまにご入力いただいた情報は、本セミナーの実施ならびにみなさまとのコミュニケーションの目的で、本セミナー主催者並びに登壇者・講師に共有をさせていただきます。

*ご入力いただく個人情報はお問い合わせに対する応対や電子メールの発送や電話等による当社のサービス・キャンペーン・イベントのご案内又は調査・データ集積・分析業務の実施に利用するものとし、それ以外の目的には利用いたしません。