骨の主要な無機成分である「アパタイト」をはじめとする生体活性セラミックスは、生体組織との適合性にきわめて優れた材料として知られています。近年ではセラミックス単独による骨や歯の修復材料のみならず、生体機能や力学特性を飛躍的に高めた新規インプラント材料の開発、さらにこれを発展させた各種先端医療分野への展開が大きく期待されています。一方で、材料としての特性理解から医療応用に至るまでには、基礎研究と応用研究を横断した視点が不可欠であり、その全体像を体系的に捉えることは難しいとされています。
  本イベントでは、「アパタイト」の科学を軸とする生体活性セラミックスのテクノロジーを基調とした新規医療材料に関する基礎から医療応用までの幅広い研究に長年取り組んできた京都大学の研究者
2名をお迎えします。それぞれの立場から、アパタイトに関連する生体活性複合材料がなぜ注目されているのか、未開拓のどのような材料特性が次世代の臨床に活かされるのか、今後どのような研究・技術展開が期待されるのかまで、アパタイト関連材料を起点に未来型医療デバイスの可能性や研究の現在地、課題、将来像を俯瞰的に考える機会とします。

  このイベントに申し込む↓

登壇者
◆京都大学 大学院エネルギー科学研究科 講師  薮塚 武史 氏 
プロフィール:
京都大学工学部工業化学科を卒業後、同大学大学院エネルギー科学研究科にて修士・博士(エネルギー科学)を取得。2009年より京都大学大学院エネルギー科学研究科に所属し、助教を経て2021年より講師。骨修復・歯科補綴材料などの生体活性機能材料の研究に従事してきた。骨の主要無機成分「アパタイト」に着目し、その生体環境適合性や結晶構造制御を活かした材料設計を通じて、ドラッグデリバリーシステム(DDS)や遺伝子治療に向けた医療デバイス材料の創出も進めている。材料物性と医療応用を横断する研究を推進している。 
◆京都大学医学部附属病院 特定病院助教  清水 孝彬 氏
プロフィール:

京都大学大学院医学研究科にて医学博士号を取得後、整形外科医として脊椎・脊髄疾患の診療と研究に従事している。臨床経験を基盤に、生体材料や医療デバイスの医学的評価、骨結合性や生体適合性に関する研究を進めてきた。臨床現場での知見を起点に、基礎研究で得られた材料特性を医療応用へと橋渡しする視点を強みとし、生体活性セラミックス複合材料を含む次世代医療デバイスの実装可能性を追究している。臨床ニーズに根差した医工連携研究を推進している。

〈京大発イノベーションを探る @健都〉とは?
イノベーションの源泉を探り、未来社会をともに思い描くシリーズです。これまでに多くのイノベーションを生み出してきた京都大学と、イノベーション創出を支える京都リサーチパーク(KRP)がコラボレーションして実施しています。イノベーションの背景にある、多様なプレイヤーの共創ストーリーをご紹介するイベントです。

開催概要

 「骨の素材」が医療を変える  ~ アパタイト関連材料が切り拓く未来型医療デバイス ~ 


日 時

2026年2月27日(金)16:00~18:00

スケジュール
(予定)



 
〈トークセッション〉90分
 ・開会説明(5分)
 ・プレゼンテーション(各20-30分/名)
 ・パネルディスカッション&質疑応答(30-45分) 
※終了後、オンライン閉会
〈交流会〉30分 ※現地参加の方のみ  *飲食の提供はございません。

対 象



・イノベーション創出を目指すベンチャーや研究開発に関わる方
・「生体活性機能材料」、「アパタイト関連材料」など「未来型医療デバイス材料」にご関心をお持ちの方


現地会場





566-0002 大阪府摂津市千里丘新町3-17
健都イノベーションパーク
NKビル1Fク・ラスターラウンジ
交通アクセス:
JR京都線岸辺駅より徒歩7
(定員
15名)

オンライン会場

Zoomウェビナー(定員200名)
※お申込いただいた方には、お申込み後と開催前日にZoomウェビナーのURLを送付します。

参加費

無料


主 催

JR西日本不動産マネジメント株式会社、京都リサーチパーク株式会社、京大オリジナル株式会社

共   催

京都大学成長戦略本部


お問合せ


京都リサーチパーク株式会社 新事業開発部 
担当:倉地 [email protected]



以下フォームよりお申込みをお願いいたします。 
*がある項目は必須項目です。
・ご入力いただく個人情報はお問い合わせに対する応対や電子メールの発送や電話等による当社のサービス、キャンペーン、イベントのご案内 又は 調査、データ集積、分析業務の実施に利用するものとし、それ以外の目的には利用いたしません。