國澤氏:
医薬基盤・健康・栄養研究所は共同研究・連携に非常に力をいれており、今年の4月には「ヘルス・メディカル連携研究センター」を立ち上げました。このセンターで推し進める連携には2つのポイントがあります。
1つめは「ヘルスとメディカルをつなぐ」ということです。どうしても健康と病気は別々に考えがちではありますが、一方で、健康から病気になる、そして病気から治って健康に戻るということは一つの流れでもあるため、「健康に着目した研究」と「病気に着目した研究」を繋げていく研究が必要になってくると考えています。
2つめのポイントが他機関との連携です。7年前に医薬基盤研究所と健康・栄養研究所が合併しました。さらに今年度には、健康・栄養研究所がここ健都に移転してまいります。腸内環境をキーワードに、研究所内の連携はもちろんのこと、健都を舞台として自治体や企業、大学、病院の皆様と様々な連携を図っていきたいと考えております。